プレセットケーソンラバー(摩擦増大マット)について
これからの港湾構造物は、より大水深かつ高波浪での施工、耐震性の重要視などにより大型化することが想定されます。
また、建設工費の大幅な縮減が求められており、港湾構造物の中核をなす重力式ケーソン構造の安定性を増加させ、コストの低減が図れ、施工性の向上に効果的なプレセットケーソンラバー(再生ゴム)の重要性が一層高まってくるものと考えます。
このような現況に合わせ、プレセットケーソンラバーのパワーアップを図り、外力に対し抵抗力が高まるようにいたしました。
従来のケーソン断面 | プレセットケーソンラバーを 用いたケーソンの断面 |
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施工要領
1. 【プレセットケーソンラバー購入・保管】 − プレセットケーソンラバーはケーソンヤード近くに図のように積み重ねておきます。
2. 【ジベル(ボルト)セット】 − ケーソンヤードでジベル(ボルト)をセットします。
3. 【ケーソン底面に敷設(プレセット)】 − ケーソン底面全面にケーソンラバーを敷きつめます。
4. 【鉄筋・型枠組立て】
5. 【コンクリート打設】 − コンクリート打設によりプレセットケーソンラバーとケーソンは一体となります。
6. 【曳航・設置】